つまみ作家の紹介 第3回 古屋 麗 さん

著名なつまみ作家の先生方につまみ細工への思いを語っていただきます。

第3回目は、伝統のつまみ細工を追い求めながら、そのセンスをモダンなアレンジのつまみ細工として発表し続けている古屋 麗さんです。

プロフィール

2016年 つまみ細工作品受注販売開始
2016年 一般社団法人日本伝統工芸つまみ細工協会認定講師
2018年 つまみ堂「伝統工芸つまみ細工 応用講座」講師
2019年 星のや東京「江戸美人滞在」つまみ細工担当
2019年 「一般社団法人つまみ細工協会」伝統工芸つまみ細工教授

Q1.つまみ細工を始めたきっかけは?

着物や和の文化に興味があり、華やかで繊細なつまみかんざしに心惹かれつまみ細工を学びました。伝統的な手法を使いながら、かんざしなどの制作と共に、和装でも洋装でも身につけることのできる、現代の生活にも沿うことのできるつまみ細工作品を目指しています。

Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?

伝統工芸としての美しさ。 伝統的な手法で作るつまみ細工の世界はとても繊細で艶やかです。 作品としては、伝統的でありつつ、色彩やデザインに現代的な感覚も取り込みながら、 今、身に付けたいと思って頂ける作品作りを心がけています。

Q3.あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?

薄くて小さな布を折りたたみ組合わせることで立体的でなんとも可愛らしい作品を生み出せること。自分の思う世界観を、そして”美しい”という事を無限に表現できること。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?

つまみ細工専門店やインターネットなどでの販売もあり、つまみ細工に使うでんぷん糊も手に入りやすくなっています。沢山の方に身近に伝統工芸に触れて頂けるようになった今、伝統的なものを大切にしながら、今の生活やファッションの中に取り入れられるようなものを提案していくことが、昔からの優れた伝統を守ること、広めることにつながると思っています。

Q5 今後作ってみたい作品は?

まずは今行なっている、今身につけたい、飾りたいと思って頂けるような作品作りを幅を広げながら進めていきたいと思っています。それと同時にもっとアーティスティックなもの、使用するためではなく鑑賞するための作品作りも進めていきたいと考えています。

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