つまみ細工に関わる人達 第1回 太田智子さん 

つまみ細工に様々な立場から関わる人達につまみ細工への思いを語っていただきます。

今回はつまみ細工をご自分のサイトから積極的に世界に発信されている太田智子先生です。ご自身の25年の貿易経験を生かし、WEBを中心に伝統工芸「つまみ細工」を始め和風小物を海外へ発信、販売されています。

WEBショップ chirimenbunny

おかげさまで,お店のファンがどんどん増えていっています。
時々、ワークショップを開くので、今後は留学生や海外からの旅行者にも、もっとつまみ細工を体験してほしいと思っています。そして、これを機にもっと海外の人が日本の伝統や歴史に興味を持ってもらえたらと思っています。

Q1.つまみ細工を事業に取り入れようと思ったきっかけ、理由は??)

私は繊維商社の貿易部で長年働いていまして、繊維つまり生地をみる機会が多く、生地がとても好きです。手芸店でたまたま見かけた、ちりめんの美しさにとても魅せられて、この生地で何かできないかと考えた先につまみ細工に出会いました。海外とのやりとりは得意なので海外販売を始めてみました。

Q2.あなたにとってつまみ細工の魅力とは?

ギラギラとした存在感ではなくて、日本人らしい細やかで存在感があるところが
魅力だと思いますし、身近な生地でしかも身近にできるところ。それから歴史を重ねる中で進化しているところも魅力と考えます。

Q3. 事業を通して海外の方がどの様なニーズを抱えていると思いますか?

例えば、舞妓さんみたいになりたいとか、着物を着てみたいとかそういうニーズは多いと思います。そういう方につまみ細工のニーズは多いのかなと思っています。とにかく海外の人にとって江戸時代の文化はとても刺激的なんだろうなと、お客さんとのやり取りの中で感じる事が多いです。

Q4. つまみ細工の可能性を海外へという視点で見ての可能性についてどう考えますか?

可能性は大いにあると思いますし、うまくいけば日本よりも需要があると思っています。海外の人はあまりヘアアクセサリーを付けるイメージがないので、もっとその国のライフスタイルにあった形で提案していくと、つまみ細工の存在を知ってもらえるのかなと思っています。

そして、思ったより簡単にできるという声を周りに多く聞くので、本当は難しくないというところをもっと日本から発信すると可能性は広がるのかな?と思いますので作る人を増やして、存在を知ってもらうようにしたらいいと思っています。

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