イタリア発信のつまみ細工月間!

海外のアーティストの間では、毎年10月に入るとSNSを使ったアートイベントがここ数年流行っているそうです。このイベントは、あるテーマを元に1か月間毎日作品を作ってSNS等で公開し続けるアートイベント!このチャレンジをイタリアのつまみ作家のベロニカさんが今年の10月につまみ細工で達成されました。

ベロニカさんの1か月の作品ラインアップ

これを是非、日本の皆様にもシェアしたいと思います。早速、彼女にインタビューしました!

Q1. つまみ細工を始めようと思ったきっかけは?

私は元々アートの世界が好きで、多くのイラストレーターや漫画家をフォローしていました。その多くがInktoberのチャレンジに参加していて、私も絵を描くことが好きなので、(今は、つまみ細工や人形のデザインのために絵を描いています)いつかやってみたいなと思っていました。

Inktoberは、Ink(インク)とOctober (10月)という言葉をかけ合わせた言葉で、アーティストが一か月毎日作品を作って紹介するアート月間のチャレンジです。SNSを使って賛同する人達と一緒に盛り上げていこう!というSNS上のアートイベントになっています。Mermay(5月に人魚)、Smaugust(8月にドラゴン)、Decembird(12月に鳥)のようにテーマを設けて開催されています。多くの人が毎日同じテーマの絵を描き、ハッシュタグで発信するのでさまざまなアーティストに出会うことができます。今では海外のアート・グラフィック界では毎年恒例イベントとなっています。

絵を描く事から始まり、今では色々なジャンルのアーティストによるArtober/Craftoberが生まれています。ですので、つまみ細工でも実現できるのではないかと思いました。一人でテーマを決めてやるのは難しいので、他の海外の作家で「かんざしゆめ」を主宰しているKorneria Jerさんと共同でやることにしました。そして、このイベントにWisteria Gardenさん、Takara Craftさん、Kitty Kanzashiさんも賛同してくれました。

Q2. 31日分を作り上げるのにどのくらいの時間を費やしましたか?

28個の丸いブローチを31日間かけて作りました。前の月にこのイベントをやろうと決めていたので9月中に3つは既に作ってあったのです。午前中に布を裁断し、午後には制作にとりかかりました。ひと月の間の2日間だけ一日に2作品を作りましたが夜中の2時までかかってしまいました。全体的にそこまでハードではありませんでしたが、時には気分転換することも必要でした。

Q3. 一番ハードだと感じたことは何ですか?

私は日々コツコツやるタイプではないのですが、これは毎日続けなければいけないし、一度始めると逃げられないのでそれが一番大変でした。とにかく無駄な時間を過ごさず、効率よく制作するため試行錯誤した結果、布と色選びも今までより早くなり、技術的にも手早く作る方法も見つけることができました。

一番難しかったのはススキでした。正確な色をつまみでどう表現したらよいかわからず、得意の絵の具を使って表現してみました。逆に、動物やマスクなどのモチーフは意外と作りやすかったです。基本的には日本の伝統的なかんざしを作るのが好きなのですが、今回は毎日作るものということでブローチにし、ちょっと面白いものにも挑戦しました。

毎日続けるのはなかなかハードですが、このような楽しいつまみ細工が海外で生み出されるのはとても嬉しいことですね。来年は日本でもやってみてはいかがでしょうか。

関連記事

  1. 世界のつまみ細工アーティスト 第12回 カーニャ・アドリエンさん…
  2. 世界のつまみ細工アーティスト 第4回 コーラ・フンさん
  3. 壁掛け半くす玉とは  つまみ細工作家 璃鳳氏の作品とワークショッ…
  4. 世界のつまみ細工アーティスト 第9回 アレナ・カトウさん
  5. 世界のつまみ細工アーティスト 第5回 エンジェル・ウェーバーさん…
  6. 世界のつまみ細工アーティスト 第2回 ヴェロニカ・ピッコロさん
  7. つまみ細工に関わる人達 第1回 太田智子さん 
  8. つまみ細工で自然保護活動のお手伝い
PAGE TOP