
著名なつまみ作家の方々につまみ細工への思いを語っていただきます。

第19回目は、長年つまみ細工の職人として活躍されている宮あき子さんです。
プロフィール
つまみ細工を教えていた祖母の影響で6歳からつまみ細工を始めました。
15歳で職人に弟子入り、21歳で師の下請けとして独立、師がが亡くなったことをきっかけに26歳で完全独立しました。
職業としては今年で21年になります。

Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?
手を抜かないこと。お客様に喜んでいただき、お客様を美しく見せることです。私はアーティストでは無いので、作り手としての自分の我よりもお客さんの好みを優先してやってきました。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
自分はつまみ細工をやっているだけで日々幸せなので、今後の可能性などはあまり考えたことがありません。考えたことがないのでうまくお答えできずに申し訳ないのですが、先を考えるよりも日々制作やレッスンに真摯に取り組むだけだと考えている気がします。細工の技術自体は今までの歴史と同じく流行ったり衰退したりしながらも脈々と後世に受け継がれて行くと信じています。

Q5. 今後作ってみたい作品は?
作品は自分の思う通りに作るもの、商品は商売品という区分けをしています。現在は商品のみを作っていて、作品作りにかける時間を取れていません。いつか作ろうと貯めてきた作品のデザインが電子記録として保存しているだけで2000以上あります。時間の余裕ができたらそれをかたっぱしから作っていきたいです。