世界のつまみ細工アーティスト 第10回 シンディ・ケーさん

世界で活躍しているつまみ細工アーティストの方々に、つまみ細工について語っていただきます

海外のつまみ細工作家の10人目は台湾で活動されているシンディ・ケーさんです。

プロフィール

2010年 初の来日。日本の文化に魅了され、着物用のつまみ細工を好むようになる。
2018年 つまみ細工の制作を始める。Facebookのグループページを作り、作品を掲載。
2019年 SNSのファン向けにプライベートワークショップを始める。
2020年 古着物を輸入し、つまみ細工の材料として扱い始め、制作活動に勤しみ現在に至る。

Instagram:
https://www.instagram.com/cindyke319

Facebook:
https://www.facebook.com/CindyKe.Design

Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)

子供の頃からハンドメイドが大好きでした。ハンドメイドを通して精神的な癒しを得ることが多いです。また、自分用のアクセサリーを作ったり、友達にプレゼントして身につけてもらったりしています。元々はリボンやビーズのアクセサリーを作りたいと思っていたのですが、ある日ふと思い出したのが、以前日本で見たことのある美しいつまみかんざし。それを普段着に合うようにデザインし、作り始めました。

私のつまみ細工の技術は、「かわらしやのつまみ細工」が元となっています。かわらしやのつまみ細工のビデオや本をたくさん見ました。様々なメディアを通じて、自分でつまみ細工を学べることに感謝し、大変嬉しく思っています。

Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?

私は、作品の端正さと、作品の細部にまで気を配っています。日本の伝統文化の精神を大事に思っていますので、つまみ細工の技術に基づいた作品作りを心がけています。その一方で、自身の気質や個性が作品から伝わればいいなと思っています。私の作品の色合わせを多くの方に気に入っていただき、とても嬉しく思っています。

Q3 あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?

つまみ細工の魅力は生地で様々な表情を見せることができるところです。小さな生地ですが、折ったり、つまんだり、組み合わせで色々な作品になるところも魅力です。そして、つまみ細工の職人の美学と繊細さを表現することができる事です。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?

つまみ細工は非常にシンプルな材料、道具、基本的な技術をできれば、いつでもどこでも作ることができます。そのため、将来的には普及しやすいと思います。時代が進むにつれ、つまみ細工のデザインは、ヘアアクセサリーだけでなく、ブローチやハンドバッグ、麦わら帽子、人形のアクセサリーなど、日常生活にモダンな要素を加えるようになってきています。私はよく「洋風つまみ細工」と呼んでいます。

Q5.今後作ってみたい作品は?

ワンピースとジーンズを裁断した生地を使ってつまみ細工の作品を作っていますが、今後はいろいろな生地を使って今までとは違う作品を作っていきたいと思っています。また、技術力やデザイン力を高めるため、つまみ細工のアクセサリーをつけた人形をもっとたくさん作っていきたいと思っています。

Q6.つまみ細工はあなたの国でどのような展開が期待できると思いますか?

台湾には日本の文化が好きな人が多く、日本にもよく行くので、日本文化の受容度は高いです。現在、台湾では手作りのつまみ細工のアクセサリーもたくさん販売されています。ただ、私は同じ作品を何度も作るのが好きではないので、今のところ物販はしていません。今後は、より多くの人に日本の伝統文化を知ってもらうために、様々なデザインの作品を制作し、ソーシャルメディアで公開していきたいと思っています。長期的な計画としては、将来的には台湾で定期的につまみ細工のハンドメイド講座を開催する予定です。

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