著名なつまみ作家の方々につまみ細工への思いを語っていただきます。
第23回目は日本の伝統文化や自然を題材にして活躍されているhitohira 服部正子(ハットリマサコ)さんです
プロフィール
1969年生まれ 栃木県出身、大阪府在住。
2016年 shop名をhitohira(ひとひら)と名付け、つまみ細工作品の販売を始める
2019年 敬愛する父の死をきっかけに、自分が本当に作りたいものに取り組むことを決め販売を休止し、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」をつまみ細工で制作する。現在は立体の龍を制作中。
Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)
娘の7歳の七五三に、つまみ細工の存在を知り、本を参考に簪を作ったことがきっかけです。
Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?
固定概念にとらわれないこと。
自分の納得のいくまで何度でもやり直してイメージ通りに仕上げること。
Q3. あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?
微細な部分まで丁寧に作りこまれた作品は、作り手のエネルギーが感じられ感動を覚えます。日本の四季、自然を小さな布を駆使して自在に表現できる素晴らしさ。
Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
インターネットやSNS、アプリの発達によって、企業だけでなく個人が作品を世界に発信できる時代となりました。日本文化としてのつまみ細工から世界のつまみ細工になっていくのではないでしょうか。
Q5. 今後作ってみたい作品は?
可憐な花、空の色、雲の形、水面の青、地球上にあるあらゆる色や形をつまみ細工で表現してみたいです。