世界で活躍しているつまみ細工アーティストの方々に、つまみ細工について語っていただきます
海外のつまみ細工作家の13人目はフランスで活動されているAurore Fougerouxさんです。
プロフィール
私はフランス人の作家で、私の家族にとってアジアの文化はとても重要なものです。
2016 : つまみ細工の制作を始める
2019 : Instagramをスタート
2019 : 地域の日本人協会に参加
2020 : Yoake Bijouxを設立
2021 : 職人協会に参加し、レッスンを始める
Facebook : https://www.facebook.com/yoake.bijoux
Instagram : https://www.instagram.com/yoake.tsumami/
Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)
私はずっと日本に魅力を感じており、2016年、初めて浴衣を購入したのをきっかけに、つまみ細工を始めました。かんざしが大好きになったのですが、インターネットで見たかんざしでは満足できず、自分で作り始めたのがきっかけです。独学で始めたので、サテンリボンの作り方はともかく、きちんとしたレッスンを受けることができず、苦労しました。今は、この仕事を第二の仕事にしていることが一番の喜びです。
Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?
私は、それぞれの作品に個性を持たせることをとても大切にしています。どこにもないものを自分のものにしたいと思っています。将来的には、日本の芸術や文化をもっと知ってもらうために、つまみ細工をもっと広めていきたいと思っています。
Q3 あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?
想像力さえあれば、無限の可能性が広がっています。 伝統的なもの、現代的なもの、シンプルなもの、人目を引くもの、何でもありです。 私は、つまみ細工の本質を忘れず、モダンに生まれ変わらせたいと考えています。小さな四角い布に何ができるのか、いつもワクワクします。
Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
もっと多くの人につまみ細工を知ってもらいたいですね。私のところにも「学びたい」という人がたくさん来て、教えるのが楽しくてしょうがない。日常生活に溶け込み、いつかはオートクチュールにも取り入れられると信じています。
Q5.今後作ってみたい作品は?
今後は、もっと大きな作品を作りたい、装飾もつくりたい、また、つまみ細工を使った立体的なプロジェクトにも挑戦していきたいと思っています。一生かけて、自分の知識を伝えていきたいと思います。
Q6.つまみ細工はあなたの国でどのような展開が期待できると思いますか?
この伝統と今後は、日本のイベントや集まりに頻繁に参加して、あまり知られていないつまみ細工を広めたり、日本の工芸品をベースにした協会を探したり、作ったりしたいですね。アートを通して、人と人をつなげ、日本文化の素晴らしさを伝えていけたらと思います。