
舞妓さんの髪飾りは、羽二重を使ったつまみかんざしで、「花かんざし」と呼ばれています。花かんざしは、月ごとに替わるので、舞妓さんの姿を見るだけで日本の四季折々を感じることができます。

写真の小さな小さなお人形サイズのつまみかんざし。
このかんざしは、舞妓さんの花かんざしをミニチュアに再現したものです。日本髪を結ったお人形さんが付けている花かんざしは、非常に小さく緻密でありながらも艶やかで目を奪われてしまいます。
このミニチュアかんざしの制作者であるnonocoさんにインタビューしてみました。
作家: nonoco氏
Instagram: amat_ukaze

Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)
娘の成人式の髪飾りを作ったのがきっかけです。元々ドールを蒐集し、着物やドレスを作成していたので、自然と人形用の髪飾りも作るようになりました。舞妓さんの花かんざしに挑戦しているうちに、人形で日本髪を結いたくなり、人形の結髪や衣装を習って今に至ります。

Q3. あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?
小さな正方形の布を折り畳むことにより、作れない花はないのではと思うくらい、多種多様な四季の花が作れることです。また、ちょっとした時間やスペースがあればお花が摘まめるのも、魅力の一つです。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
インスタグラムを始めてみて、国内外に数多くのつまみ細工ファンがいて、素晴らしい作品を沢山発表されているのを知りました。伝統的な技術の中から、斬新な技法やオリジナルデザインが次々と生み出されていて、本当に驚いています。特に小さな可愛いアクセサリーには、つい目がいってしまいます

Q5. 今後作ってみたい作品は?
今は1/6サイズの人形用の作品を作っていますが、時間があればさらに小さい1/12スケールのドールハウスサイズに挑戦してみたいと思っています。可愛い小箱に舞妓さんの花かんざしを12か月分並べるのが、当座の目標です。