つまみ作家の紹介 第2回 璃鳳さん

著名なつまみ作家の先生方につまみ細工への思いを語っていただきます

第2回目はわずか7mmほどの布を折り、明治大正時代のつまみ細工の華麗さ繊細さの復活に尽力されている璃鳳さんです。

プロフィール

・1955年:4歳の頃、花柳流の日本舞踊を通してつまみ細工に出会う
・1980年代 つまみ細工を始める
・1990年代 佐田つまみ、職人戸村絹代氏に従事
・2019年 日本手工芸協会 名誉会長賞受賞

Q1.つまみ細工を始めたきっかけは?

つまみ細工との出会いは、昭和30年の4歳の時です。日本舞踊のお稽古のために、祖父につまみ細工のかんざしを買ってもらったのですが、幼いながらその美しさに一目で魅了されてしまいました。その時、幼い私は“自分で作りたい!”と親に訴えたのですが、当時つまみ細工を作るというと、今のような習い事としてではなく、丁稚奉公の内職だったため、「お前なんかにできるわけない!」と一喝されてしまったのです。しかし、その想いは捨てきれず、20代後半にデパートのつまみ絵の展示会でつまみ細工に偶然再会し、私にもできるのではないか?と思い、始めたのがきっかけです。

Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?

つまみ細工はかわいらしい事がとても大切だと思っています。このため、完成した時にとにかく、可愛らしさに自分が納得いくことを大事にしており、納得いかないものは仕上がっても作品としては認めず、捨ててしまいます。

Q3あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?

シルクの羽二重のように繊細な素材が糊のように繊細さと全く異なる物で固定されている、その不思議なチャーミングさに魅せられています。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?

日本髪を綺麗に結い上げて、上品にさりげなくつまみかんざしをつける、そのような日本の奥ゆかしさを表現したつまみ細工が残っていくことが、大事だと思います。そのために昔の日本で普通に作られていたつまみ細工の色や形、技法などの魅力を復活させたいと思っています。

Q5.今後作ってみたい作品は?

昭和の初めころまでは普通に結婚式の引き出物などに使われていた、大きめの熨斗につまみなどを配置し額装した飾り熨斗(左の写真)をぜひ復活させたいと思っています。

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