著名なつまみ作家の方々につまみ細工への思いを語っていただきます。
第9回目は「すずまち流 やさしいつまみ細工」を出版されたばかりの、すずまち 栗原宏予さんです
・すずまち流 やさしいつまみ細工(出版ブティック社)
・三越伊勢丹 振袖カタログ掲載
・日本橋三越にて展示販売
・阪急うめだにて展示販売
講師履歴:
鈴乃屋 ワノコト(日本橋、表参道校) 飛鳥Ⅱ 各着物イベントなど
その他、すずまち主催講座の生徒数は約100名
HP https://www.suzumachi.com/
ブログ https://suzumachi-blog.com/
キット、道具販売 http://suzumachi-shop.com/
Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)
素敵!と思って購入したつまみ細工のレシピブック。
見ながら制作しようとしたら、まったくできなくて・・・。
そこから、どのようにしたら綺麗に仕上がるのかと探究し始めました。
上手く仕上げられなかったことが、つまみ細工に魅了されて始めるきっかけです。
Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?
糊と羽二重で制作することにこだわっています。便利なものは多くありますが、時間をかけてゆっくりと制作します。伝統を大切にしますが、デザインは前衛的なものもあります。生地の魅力が最大限にいかされるように余計な素材をいれないようにすることもこだわりの一つです。
Q3. あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?
全てが正方形からはじまるところ。はじまりはいつも同じですが、色合いや組み方を変化させることで様々な表情をみせてくれます。シンプルな技法だからこそできる工夫の仕方に、制作しながら毎回発見の連続です。
Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
少ない道具や、身近な材料ではじめられるので、多くの方がつまみ細工を楽しんでいらして、とても認知度が高くなってきていると感じます。今後も暮らしを豊かにするツールとして、人や社会の繋がりを求めて、つまみ細工に携わる方が増えていくのではないでしょうか。伝統を重んじつつも、つまみ細工のさらなる可能性を感じていきたいと思います。
Q5. 今後作ってみたい作品は?
只今制作中です。自分らしいデザインと色合いのものを数点同時進行しています。今回は着物着用のイメージではありません。森の柔らかな光の中で、ナチュラルな少女が着用したイメージです・・・デッサンは書かないので、伝えるのが難しいですが。お楽しみに。
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