著名なつまみ作家の方々につまみ細工への思いを語っていただきます。
第21回目は、つまみ画の伝統を受け継ぎ発展させている佐田つまみ画 三代目家元である佐田 旭榦(さた きょくかん)さんです。
プロフィール
佐田つまみ画 三代目家元
つまみ画美術館吉祥寺館長
つまみ細工古作の修繕・レプリカ制作
(財)日本手工芸指導協会理事
HP https://sata-tsumami.jimdofree.com/
Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)
母である佐田旭(2代目)に師事 13歳から手伝いを始め、1994年 佐田つまみ画3代目襲名
Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?
完成とすると後は退廃しかないので、常に探求心をもって、自由な発想と進化し続けるデザインの変化を大切にしています。
Q3. あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?
花鳥や風景など日本人の持つ伝統的な感性に、絹の風合いやつまみ独特の緻密性を集約した絵画表現です。
Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?
手仕事の伝承は聞き覚えや口伝えだけでは習得できるものではありません。手から手への手渡しの伝承こそが技術を確実に保存し、その過程で優れた作品が生まれます。つまみ画は江戸時代から連綿と続いてきたものを集大成したものですがこれからの時代の変化を読み取りながら伝統を墨守することなく、新しい創成に進んで行きたいと思います。
Q5. 今後作ってみたい作品は?
得意とする猛禽類作品