つまみ作家の紹介 第12回 ”番匠 裕美さん”

著名なつまみ作家の方々につまみ細工への思いを語っていただきます。

第12回目は、金沢を拠点に活躍されている番匠 裕美さんです。
プロフィール

2016年 独学で縮緬を使ったつまみ細工を開始。趣味として楽しみながら、オーダーを受けて製作も。
2018年 素材を羽二重に変え染織を開始。
オーダー製作も続けながら羽二重の販売を開始
2019年 10年勤務した家電量販店を退職し、屋号を『つまみばん』として本格的な活動を開始。金沢を拠点として東京・大阪・名古屋・滋賀・兵庫・京都とワークショップを開きオリジナル作品を伝えてまわる。
呉服屋さんからお声がけ頂きオーダー販売、委託販売を開始
2020年 InstagramのLIVEにてオリジナル作品の製作過程の紹介を開始

Instagram @hirominban

Q1. つまみ細工を始めたきっかけは?(あるいは携わるきっかけになったことは?)

着物で金沢を散策する事にはまり、髪飾りも自分で作りたいと思い始めました。

Q2. 作品へのこだわりや、大事にしているところは何ですか?

毎回自分で染めた羽二重を使い製作しています。私が染めた羽二重をたくさんの人に使って頂きたくて、敷居の高いイメージのある羽二重をもっともっと気軽に手にして欲しくて誰でも気軽に参加しやすいワークショップという形で参加者様を募集し色々な場所を周りオリジナル作品を伝えています。

Q3. あなたにとって、つまみ細工の魅力とは何ですか?

紙切れのような薄い布から沢山の花を生み出すことが出来るのが魅力です。私がよく使うひだ寄せの技法は同じサイズのカット生地を使っても花弁一つ一つの表情、花弁の枚数、カットする角度、花弁を葺く順番によって全く違ったお花が生まれます。

Q4. つまみ細工の今後の可能性についてどうお考えですか?

直接会って教えることが一番ですが、最近は私を含め全国先生方がオンラインでそれぞれの作品、技法、アイディアを発信する機会が増え、お家にいても学べるようになりました。
古くから伝わる技法も大事にしながら色々な技法を取り入れ、引き出しをたくさん持つことで完成度の高い作品を作ることが出来、つまみ細工が大好きな方々のレベルもどんどん上がっていくと思います。凄く楽しみです。

Q5. 今後作ってみたい作品は?

毎月季節の花のかんざしを作り皆様に作っていただけるものも発信していきたいです。

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